ムー 2月号

Mu
今出ている『ムー』2月号に
冥王星の特集記事が載っています。
タイトルは
“緊急警告!!消された惑星「冥王星」の黙示録”
ムーっぽいですね(笑)

昨年8月の惑星降格の経緯から始まって、
天文学と占星術の歴史、
占星術の仕組みの解説とそこから導き出される冥王星の意味、
占星術による冥王星降格後の未来予測…
と続きます。

冥王星が話題になっていた頃
一緒に注目されていた矮惑星エリス(2003UB313)とペルセポネに
「三者択一」という暗示があることから、
今後地球上の人口は三分の一に減るのではないか、、
などという過激な説も出ています。

こうした未来予測は、実際にはちょっと違った形で現実化することが多いので
書いてあることが全部ピッタリ当たるわけではないと思いますが、
「今後はこういう星回りで、このような流れがあるのだな」
という感じで読むとすご~く面白いです。

占星術の解説がとても明快で分かりやすい点にも感動!
これを読むと占星術にちょっと詳しくなりますよ☆

ところで占いの現場で冥王星をまだ使っているのかというと、
全然以前と変わらず、使ってます。
どう考えても冥王星の影響を受けているとしか思えない事例に出会うと、
冥王星パワーは衰えてなんかいないと実感します。

冥王星発見以来、人間の「冥王星受容体」が働き出したのだとしたら、
冥王星が惑星の仲間から外されたといっても
その受容体が急に消えてなくなるわけではないし、
それはまだまだ機能しているんではないかと思います。

|

腰湯

健康話の続きですが、
プラセンタ注射の他にもう一つ続けているのが「腰湯」。

半身浴と同じようなもので、
おへそくらいまでお湯につかります。
上半身が冷えないようTシャツなどを着て、首にはタオルを。

まるでサウナに入ってるみたいに
一気に汗が出て、スッキリ。

一日の終わりに腰湯をするのとしないのとでは
次の日の調子が全然違うので、
さぼらず毎日やるようになりました。
ほんの5分~10分くらいでも充分効果があるので、
疲れていてもそんなに苦になりません。

こんな簡単なことで体調って変わるんだなあ。。と、
ちょっとびっくりです。

Dove それから、なんとなく読んでみたら
意外に良かった本。
古い本ですが。

『ナゲキバト』
ラリー・バークダル著
あすなろ書房 97年

両親を亡くした少年ハニバルと、
妻を亡くした祖父との楽しく温かい二人暮らしの物語。

祖父は、時には言葉で、時には自らの生き方を通して
ハニバルにたくさんのことを教えてくれます。
人とのつながりや愛情、優しさを持って生きること、
自然や命に対する敬意。

生きていく上で本当に大切なことは何か、
いつの時代でもどこの国でも共通する普遍的な知恵が語られていて、
じ~んと感動してしまいます。

| | コメント (2)

小さな魔法のほうき

Broom またまた児童書です(´д`;)

『小さな魔法のほうき』
メアリー・スチュアート著
ブッキング

長らく絶版状態だったのですが、
復刊ドットコムで票が集まっていたらしく、
気付いたら先月復刊してました。

私にとってはすごく思い入れのある本なので、
復刊はとっても嬉しいです!!
装丁はほんの僅かにデザインが変わっただけで、
ほとんど前と同じ。

確かに地続きなのに霧の向こうにある、
近くて遠い魔法の世界に主人公メアリーが迷い込み、
さりげなく大暴れして帰ってくるという楽しいお話です(笑)

「チャーリーとチョコレート工場」とか「ナルニア」もいいけど、
こっちを映画化すればいいのにな~~~。

「ハリーポッター」もこの本の影響を受けているという話があるくらい、
隠れた名作なのですよー。

空飛ぶほうき、魔女、黒猫、呪文の本など、
「いかにも」なものがもれなく出てくるのもこの本の良いところ。
ファンタジックなものが好きな人なら
気に入ること間違いナシです。

それにしても値段が2,520円、、ちょっと高いですね。。
復刊した本って高いのが普通なんでしょうか?
昔は千円以下だったことを思うと、値上がりしすぎ。

| | コメント (0)

世界はおわらない

End 最近気に入った本です。

『世界はおわらない』
ジェラルディン・マコックラン著
06年刊 主婦の友社

チョコレートの箱みたいな装丁だと思うのは
私だけでしょうか。。
でも中身は旧約聖書の「ノアの方舟」の物語。

旧約聖書と一番異なっているのは、
聖書には出てこないノアの娘・ティムナが登場する事。
この物語も大筋では聖書に書いてある通りに進んでいきますが、
その陰に隠れるようにしてティムナがノアとは別の道を切りひらいていくのです。

この物語では、「何を信じるか」ということが大きなテーマになっています。

ノアはもちろん自分を信じ、自分の信仰を信じ、神を信じています。
そんなノアを完璧と信じ、自分を信じるよりも先に
神を信じようとする息子たちは、
洪水後の楽園を夢見てどこか狂信的になっていきます。

そして、大洪水という異常な状況の中、
ティムナは何を信じれば良いのか分からず混乱しながら、
少しずつ自分が信じられるものを見付けていくのです。

大洪水が起こっても、世界は浄化なんかされず、
正しさも過ちも終わらず、人がいる限りすべてが残っていく。
「世界はおわらない」という題名がそれを暗示しているように思えます。

じゃあ何のために洪水が起こったのか?というと、
究極の状態で人が何を選択するかという
「お試し」だったのかもしれません。

もしそこで選択を間違えたとしても、
それは「過ちの種」「嘘やごまかしの種」として後の世界に根付き、
生き残っていくのだと考えれば、
どんな選択も間違いとは言えないのでしょう。

ノアの妻でありティムナの母であるアマは、三男の妻ツィラに
「ノアは間違っていたと言うんですか」と尋ねられてこう答えます。
「ひとりの男の頭は、神さまの意図をすべておさめるには、
あまりにも小さいということよ」と。

読んでいる最中は、
ずっとずっと降り続く雨と洪水、いつも湿っている服、
カビが生え腐っていく食料、舟に漂う動物たちの臭い…
といった記述が続いて辛くなりますが、
それと共に家族それぞれの思いや葛藤を描き出していく
著者の手腕は見事です。

Lies

←同じ著者の本で
もう少し気楽に読めるのはこちら。
『不思議を売る男』
98年刊 偕成社

著者名の訳は統一されていなくて、
この本では「ジェラルディン・マコーリアン」と
なっています。
本によって「マコーリン」「マッコーリーン」等、完全にバラバラなので
検索する方は「Geraldine McCaughrean」でどうぞ。

これは児童書ですが、大人でも充分楽しめる内容。

主人公エイルサが偶然出会った謎の男MCC・バークシャーは、
エイルサの母親がやっている古道具店に押しかけてきて
ほとんど無理矢理住み込み店員になってしまいます。

当惑していたエイルサ親子ですが、そんな心配をよそに
MCCは店に来た客たちに古道具の由来を雄弁に語って聞かせます。
古道具の由来だけでなく、なぜかその客の人生をも同時に語ってしまう
不思議なMCCの物語は、たちまち客を、
そしてエイルサ親子をも魅了していくのです。。

MCCのお話は章ごとに一つずつ語られているので、
まるで短編集を読んでいるかのよう。

MCCが嘘つき呼ばわりされる場面では、
MCCは、自分が語っているのは
「嘘」ではなく「お話」なのだと言います。

人や物がまとっている空気やムード、
そして誰もが漠然と感じている思いやイメージなど、
本来言葉に出来ないものを
言葉に落とし込んだものが「お話」。
それは単なる「説明」とは別のもの。

言葉という限定されたもので表現されていながら、
まるで音楽のように自然に心にしみこんでくる…
お話にはそんな力があります。

ちなみに、MCCの物語の中には占い師がチラッと登場します。
賭け屋の仕事に失敗して破産し、占い師になったという
ある意味最悪な占い師なのですが(笑)
彼に関する記述はこうです。

“今ではぺドリックは、
若い女性に将来はハンサムな花婿と結婚できるといってやったり、
母親に子どもが出世するといってやったりして暮らしていた。
人びとにささやかな喜びをあたえる仕事をしていたわけで、
あくどいことはなにひとつしていなかった。”

つまり占い師も「お話を提供する人」として描かれているのですが、
私は著者のこういう捉え方はとても好きです。

| | コメント (0)

博士の異常な健康

Hakase_1 最近読んで面白かった本です。

『博士の異常な健康』
水道橋博士著
2006年3月 アスペクト 

浅草キッドの水道橋博士が、
文字通り体を張って実体験し
効果を上げてきた健康法が紹介されてます。
笑える&熱のこもった文体に触発されて
「おおー!試してみたい!」という気持ちにさせられます(笑)

内容は「髪の毛が生える秘訣」に始まり、
「近視矯正手術」
「胎盤エキス」
「ファスティング(断食)」
「バイオラバー」
「加圧トレーニング」と続きます。

どちらかといえば男性向きですが、
女性にも充分役立つ内容。

注目度が高いのはやはり「髪の毛が生える秘訣」だと思うんですが、
水道橋博士が一度禿げかけたのにその後再生した話は
バラエティ番組で披露したこともあるそうで、
けっこう有名な話のようです。

私は自分が禿げる心配はしていないけど、
髪を再生させた執念というか努力には脱帽ですね(@_@;)

美容・強壮剤として実は昔々から使われていたという「胎盤エキス」、
水道橋博士の重症な肩こりを完治させてしまった
怪しいゴムシート「バイオラバー」は誰でもすぐに試せそう。

バイオラバーはあまりに胡散臭くてなかなか理解されないので、
水道橋博士自らがバイオラバー応援・質問サイトを作り、
質問を寄せてくる人と製造元社長との仲介を2年以上も続けていたそうです。

熱いですねえ。
この情熱は一体どこから湧いて来るのでしょうか。

こんなにも熱い健康本はなかなかないので、
ついここでおすすめしたくなってしまいました!

| | コメント (2)

皆既日食ハンターズガイド

Nissyoku_1 今日は皆既日食。
というわけで『STUDIO VOICE別冊 皆既日食ハンターズガイド』
先月の下旬頃に出てた本です。

題名の通り、日食を追いかけて世界中を旅する
“日食愛好家”のためのガイドブックです。

日食の天文学的メカニズム、
観測方法や撮影のコツなどの「基本」から、
エクリプス・フェスティバル情報、今後の日食旅行ガイドまで、
本当に盛りだくさんな内容です。

ちょっと(私にとって)嬉しいのが「歴史篇」。
マヤの古文書やストーン・ヘンジなどに見られる古代の天文観測の足跡、
各地の神話の中の日食に関係する記述などがまとめていくつか紹介されてます。
古典占星術の日食解釈に関する鏡リュウジの記事も面白い!
2006~2009年の皆既日食図も載っています。
もちろん今日の日食図も。

今日の日食図は明るさと活発さのある図なのですが、古典占星術的には
「牡羊座の第一旬における日食は、戦争の噂、軍隊の出動などの暗示」
なのだそうです。
ただしこれは日食が天頂で起こる場所での話なので、
日本のことではありません。

私が日食図で一番気になるのは、
獅子座の土星が壁にぶつかる度数に位置していること。
水面下ではたくさん情報が飛び交っていろんな事が出来るのだけど、
それを公的なものにしようとすると、
思っていたほどにはうまくいかないという図かなと思います。

…で、イベントとしての日食ですが、
今度日本で見られるのは2009年7月22日の皆既日食。
場所は種子島、屋久島、トカラ列島、奄美諸島。
東京からは遠いけど、というより日本のどこから行っても遠いですが、
でも一度は行ってみたい場所ですよね。

その次は今から6年後、2012年5月21日の金環食。
これは大阪、名古屋、東京などでも見れるそうです。

| | コメント (0)

お買い物&バスにのって

寒い日が続いてますね。

この時期は、どこのファッションビルでもバーゲン真っ盛り。
今日は仕事がお休みだったので、真冬用のコートを探しに行きました。

前々から思ってることなんですが、
最近の若い人向けの服ってやたら細身ですよね?!
共布のマフラーがついたきれいな白のコートを見付けて試着してみたら、
なんと前ボタンが閉まらなくてビックリ。
店員さんは「下に着込んでいらっしゃるから…」ってフォローしてくれたけれど、
そういう問題でもないような。
「もともと細身のコートなので、中はキャミソール1枚くらいにした方が
きれいに着れますよ」とも。
寒いからコート着るのに、キャミソール1枚ってそんな。。

以前セシルマクビーで薄地のワンピースを試着した時も、
着てみると思いのほか体にピッタリで、着るには着れたけれど脱げなくなり、
試着室でものすごく焦ったことがありました。
時間をかけて、なんとか破らずに脱ぐことが出来ましたが、
「ここは私のような者が来る店じゃないんだな…」とつくづく思い知りました。。

もともと、私は脱ぎ着の仕方が乱暴なのか下手なのか、
ゆったりした服でも破ってしまうことがよくあるのです。
スリムな服はカッコいいけれど、私にはなかなか縁がないようなので
見て楽しむだけにしています゚_゚;

Bus ついでに絵本を一冊…。
しつこく続ける荒井良二シリーズです。
『バスにのって』92年 偕成社

荒井良二氏は「待つ」ということが描きたくて、
この絵本を描いたんだそうです。
本当に、ひたすらバスを待ってるだけの本なんです。
題名は「バスにのって」だけど、乗ってないし。
主人公がどこから来て、どこに行くのかさえも書かれていません。

砂漠みたいな広ーい場所で一人待ち続けて、時間が経過していきます。
この「………」という感じがとってもいいです。
話は単調ですが絵はすごく色彩豊か。
どこまでも続く地平線、オレンジや黄色に染まる大地、広い広い水色の空。
乾いた風が吹いてきそうです。

バスの絵はやたらド迫力ですごいです。
まるで電車風のトラック(?)みたいで、何百人も乗ってそう。
この本の味わいをうまく表現する言葉が見付かりませんが、
ともかく私はとても気に入っている一冊です。

|

ファンタージエン 秘密の図書館

Fan これは今年読んだファンタジーの中では
一番良かったかも。

『ファンタージエン 秘密の図書館』
ラルフ・イーザウ著 酒寄進一訳 
2005年 ソフトバンク クリエイティブ

この本は、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』の
外伝として書かれたものです。
ラルフ・イーザウはミヒャエル・エンデに見出されて
デビューしたファンタジー作家。
エンデの作品に対しても
やはり思い入れがあるのでしょう。

『はてしない物語』では、主人公バスチアンは本の世界に入り込み、
「虚無」に侵されていた異世界・ファンタージエンを救います。

でも実はそれ以前にもファンタージエンは危機に晒された事があり、
バスチアンと同じようにファンタージエンに旅立った人間がいた…
というのがこの物語の設定。
『はてしない物語』に出てくる人物や小道具もたくさん登場するので、
なつかしさも手伝って楽しさ倍増です。

ファンタージエンで『はてしない物語』という本が生まれたいきさつ、
そしてそれがこちら側の世界にもたらされる過程なども語られていて、
ストーリーの巧みさには感心するばかり。

でもあれこれ書きすぎるとこれから読む人の楽しみが半減してしまうので、
内容についてはあまり書かないことにします。
まだ出て間もない本だし。

『はてしない物語』を読んだ事のない人でも、この本はちゃんと楽しめます。
でも2冊セットで読むと、もっと面白くなりますよ~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タロットリーディング

Tarot
12月10日に出たばかりの新刊です。
『魂をもっと自由にするタロットリーディング』
松村潔著 説話社

ここで占いの本を紹介するのは初めてですね。
一昔前までは、
占星術やタロットの本は数がとても少なくて、
しかも似たような内容の入門書ばかりでした。

インターネットがまだこんなに普及していなかった時代、
田舎に住んでいた私は
あまりの情報不足に本気で悩んでました。

ここ数年、書店に並ぶ占いの本がなんだかすごく増えていて、
しかも昔に比べると内容も充実しているので、喜ばしい限りです。
いわゆる「豪華版」も多くて、
場所を取る&持ち歩けない&値段が張るのが難ですが。。

この本は豪華版とまではいかないけれど、
ハードカバーで表紙のデザインもカッコいい一冊。
最近の松村氏の本はどれも装幀がセンス良くて洗練されてますね。
構成は以下の通り。

第一章 タロット占いの仕組み
第二章 カードの意味
第三章 リーディングする

第一章に関して、松村氏はご自身のHPで
「数ヶ月後に読んでみて、そのくどさに、ちょっと驚き。」と書かれてますが、
タロットって一体どんなものなのかという事について、
これでもか!!というくらいに深~く突っ込んで考察してあります。
タロットに触れることで人の意識はどんな影響を受けるか、
そのことが何をもたらすのか等々、力説されていてとても面白いです。

第二章は、数字の意味をもとにした各カードの意味解説。
一章で日本人の精神構造について触れられていますが、
クイーンのカードのところでも西洋における「母」「大地母神」と
日本のそれとの違いについて述べられており、
日本流のクイーン解釈も可能だと書かれています。

たまに外国の方を占う機会がありますが、
時々あまりの価値観の違いに驚くことがあります。
日本語が堪能な相手ならば言葉のやり取りには何の支障もないはずなのに、
その人が人生の中で何を重要視していて、どんなことが気にかかっているのか、
なかなかつかめないのです。

そんな時、私の占いはやっぱり日本流なのだなとすごく実感します。
私が日本風に物を考えている限り、ホロスコープの読み方もタロットの読み方も
無意識に日本流になっているのですよね。

外国のファンタジーを読んでいる時なんかも、
父性と母性についての考え方や捉え方に、
日本とは違う「西洋っぽさ」を感じる事がよくあります。
なので、日本流のクイーン解釈という発想にはうなずけるものがありました。
そうなると、キングのイメージも変わってしまいますね。
「キング」「クイーン」というより「父ちゃん」「母ちゃん」みたいな。。(ちょっと違う…)

ちなみに松村氏は、一般通念である「タロットは西欧のもの」という考え方に
異論を唱えています。
紀元前後、品物も思想も宗教ももっと自由に世界中を行き来していた時代があり、
その時の世界共通の思想や知識がタロットの中に保持されているのではないか、と。
大胆な仮定ですが、なんだかワクワクする魅力的な説ですよね。

第三章では占いのやり方が具体的に説明されていますが、
カンの働かせ方についてかなり細かく書いてあるのが印象的。
カードを引いてから答えを出すまでの頭と心の動きについて、
こんなに長々と書いてある本は恐らくほかにはないと思います。
スプレッドはちょっと難しめですが、一般的なスプレッドに飽きている人には良いかも。

全体として当てモノ的な占いをすることはさほど重視されておらず、
「占い遊び」を通して意識を組み直すことが主眼になっています。
意識の変容、意識の更なる可能性などという抽象的な事柄を
言葉で説明するというのは松村氏の得意技ですが、
意識の働きを数字や図形などに置き換えて、
頭脳的に理解出来るように説明してあります。

Kazu 『タロットリーディング』では小アルカナも含め
78枚すべて解説されてますが、
22枚の大アルカナのみについて書かれた本はこれ。
←『数の原理で読むタロットカード』。

変なオカルト話(失礼)は出てくるわ、
グルジェフは出てくるわ、
松村氏が好きなものを詰め込んだ本なのか?
という感じですが…私はすごく好みでした。
興味のある方はぜひどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

森の絵本&そのつもり

クリスマス向けの占い原稿をやっと書き上げ、少し肩の荷がおりたところです。

Mori 前回に続き荒井良二シリーズということで、
絵本のご紹介。
『森の絵本』  作・長田弘 絵・荒井良二  99年講談社

インターネットの絵本紹介などを見るとたいてい
「あなたの一番大切なものを探しにゆきませんか?云々」
などと書いてあるので、
もうその手の本は食傷気味だな~と思って
しばらくこの本を敬遠していました。
ところが!先日の展覧会に出掛けた際「一応見ておくか」と手に取ってみたら、意外に良くてすっかりお気に入りに。

最初の数ページを読んだだけで、
しーんとした森の中に導かれていくような気分になります。
そこで耳を澄まして、
何かが記憶の底からふっと湧き上がってくるのをじっと待っているような。
そんな静かな気持ちにさせてくれます。
文章はかなり少ないのですが、もっと少なくてもいいくらい。
せっかくの流れを壊しているように思えるページもあって、
他の箇所がとても良いだけに残念。
(これは好みの問題ですね。)
でもそれでも、すごく素敵な大人向けの絵本です。

Tsumori で、森つながりでもう一冊。
『そのつもり』   作・絵 荒井良二  97年講談社

「そのつ森」ではもう何年も動物たちの会議が
続けられています。
議題は森の中にある空き地をどう使うか。
誰かが何か提案するたびに、
集まった動物たちはみんな「いいねえ、それ。」と言って
その情景を想像し「そのつもり」になってみます。

例えば「穴を掘って温泉にしよう」という提案が出ると、
「いいねえ、それ。」と言ってみんな気持ち良く温泉に入っているつもりになるのです。
「そのつもり」になっている動物たちの表情やしぐさがとっても可愛い!!
あまりにも楽しそうなその光景が微笑ましいです。

最後まで結論は出ずじまいなのですが、途中からはけっこう考えさせられる展開。
「人生とは、実はただの暇つぶしなのだ」というシニカルな考え方がありますが、
これを読むと、確かにそうなんだろうなと思います。
「人生は暇つぶしなのだから無意味だ」という意味ではなく、
人は何かしら夢を見たり希望を抱いたりしていないと生きていけず、
「実は人生空っぽかもしれない」という現実にはあまり向き合えないのだろうな、と。
私自身は、そんな夢や希望こそが人生の中身ってことでいいんじゃないかなと
思ってはいますが。

それはともかく、小さな子供が読んでもそれなりに楽しめる絵本です。
動物たちがかわいいので、クリスマスプレゼントにしても喜ばれそう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)