死者の書

しばらく間があいてしまいました。
節分を過ぎてからちょっと忙しくなってます。
私は今年は生活をうまく二分して、
異なる二つのことを両立させていくような星回りで、
実際それが自分の希望でもあるのですが、
現在はそれが順調にいくように画策中といったところ。

でもここしばらくは、以前書いた通りのハードな天体配置だったためか、
「あっちを立てればこっちが立たず」で面倒になり、
もう全部放り出したくなったり、
維持するか捨てるかずっと迷ったあげくたいしたことは出来ず、
疲れたわりにはあんまり進んでない…という感じでした。

まだまだ話は始まったばかりなんですけどね。
ついつい、思い立ったらさっさと進めたくなってしまうのでした。

Shisha_1
ところで、久しぶりに映画を観てきました。
折口信夫の原作を人形アニメーション化した
『死者の書』。

物語のモチーフになっているのは、
奈良の當麻寺(たいまでら)に伝わる
當麻曼荼羅伝説と、
天武天皇の皇子で、謀反の嫌疑によって処刑された大津皇子の史実。
主人公の藤原南家の郎女は、
五色の蓮の糸で當麻曼荼羅を一夜にして織り上げたという
藤原家の娘・中将姫がモデル。
この郎女が、大津皇子のさまよう魂を鎮める物語です。

昔の日本人が、山や太陽など自然のものに霊性を感じ、
普通の生活の中でも異世界との境界を意識していたさまが描かれていますが、
こういうものを観るとなんだかほっとします。
この世が目に見えるものや頭ですぐに理解できるものだけで出来上がっていて、
それ以外には何もないなんて思ってしまったらあまりにも息苦しいですよね。

郎女を演じる宮沢りえの声や、岸田今日子のナレーションも良かったです。
岸田今日子のナレーションってテレビでもしょっちゅう聞いていたせいか、
あの声を聞くと条件反射的に物語に引き込まれてしまうような気もしますね(^^;)

『死者の書』は4月7日まで、岩波ホールでやってます。

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テンペ&イン・ザ・プール

あまり書くこともなく、日々が過ぎていってます。

初めてテンペを食べてみました。
いつもお買い物している生協で時々見かけるようになったので、
気になっていたのです。

テンペは茹でた大豆を「テンペ菌」という白カビの一種(日本語ではクモノスカビ)で
発酵させたもので、インドネシアの伝統的な大豆発酵食品なのだとか。
他の大豆食品よりも吸収しやすい形のイソフラボンが含まれているという話もあり、
女性にとっては嬉しいことです^^

発酵食品というからにはちょっと臭うのかな?と思っていたら、ほとんど無臭。
淡白であっさりしていて、大豆のほど良い歯応えがあって
とってもおいしかったです!!
生でも食べられるらしいですが、今回は薄く切って軽く焼きました。
表面がカリッとなるくらいに焼いて、塩をふるだけでも良いし、
醤油でもマヨネーズでもチリソースでも何でも合いそうです。
納豆が嫌いな人でも、これなら好きになれるかも。

Pool それから最近みた映画「イン・ザ・プール」。
DVDで観ました。監督は三木聡、主演は松尾スズキ。
エキセントリックな精神科医伊良部一郎と、
彼の病院を訪れる患者達とのドタバタ劇。

患者さんと遊んでるだけにしか見えない伊良部一郎と、
伊良部に振り回されながら
なんとなく癒されていってしまう患者さんのやり取りを描いたコメディですが、
ちょっと期待外れでした~。
伊良部は「変な精神科医」で、患者は当然「精神を病んだ人」なんですが、
なんか表面だけは変だけど根はマトモ、という感じにしか見えなくて、
「別にみんな普通じゃん…」という感想しか持てませんでした。
全体的なテンポもいまひとつ。
もっと面白いかと思ったのに、残念。

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ロバと王女

Peau
とっても幸せ~な気分にさせてくれる映画!!

監督ジャック・ドゥミ、
主演はカトリーヌ・ドヌーヴ。

1970年に公開されたきり、
ビデオもDVDもなかった幻の名作を、
最新のデジタル技術で修復した
“デジタルニューマスター版”です。

カトリーヌ・ドヌーヴ扮する王女が、
実の父親からの求婚を拒んでロバの皮に身を隠してお城を飛び出し、
豚の世話係として暮らしながら他国の王子様との愛を手に入れる
シンデレラストーリー。

画面の隅々まで夢のような童話の世界が作られていて、引き込まれてしまいます。
セットがあまり大げさでなく、こじんまりしていてどこか素朴なのもいい感じ。
でも衣装だけは思いっきり大げさです。
父親である国王が、愛の証として王女に贈るドレスの豪華さにはもう、
目が眩みます!
カトリーヌ・ドヌーヴも美しすぎ~!

前売り券を買った時、オリジナルのペンダントヘッドがプレゼントで
ついてきたのですが、これがなんと「ロバの被り物をした王女」のデザイン。
知らない人が見ると何の形なのか絶対分からない、ちょっと奇妙なペンダントです^^;
これは使わないかも…。まあ記念品ですね。

原作はシャルル・ペローの童話「ロバの皮」。
シャルル・ペローは「眠れる森の美女」「シンデレラ」「長靴をはいた猫」
などの作者ですが、これらの作品はペローの創作ではなく、
もともとは古くから語り継がれてきた昔話なのだそうです。

ペローの昔話には、ペローの手による「教訓」が付け加えられています。
「ロバの皮」の最後にもいろいろと教訓が書かれていて、例えばこんな感じ↓
「すべての年若い娘は、美しい衣装をいろいろ持っていさえすれば、
食べるものなど、ただきれいな水と、黒パンがあるだけでもじゅうぶんなのだ」
そうなのか…。

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クレールの刺繍

ギュスターヴ・モロー展に行って以来気に入っている渋谷のbunkamuraですが、
今回はル・シネマで映画を観てきました。
エレオノール・フォーシェ監督、ローラ・ネマルク主演の「クレールの刺繍」。
2004年の仏映画です。
エレオノール・フォーシェは長編映画初監督とのこと。
ローラ・ネマルクをみるのも初めてで、とても楽しみだったんですが、
期待通りのステキな映画でした!

器用ではないけれど嘘のない生き方をしている登場人物たちが、
逆風にさらされて負けそうになっている時に出会い、
警戒したりぶつかったりしながらも少しずつ触れ合っていき、
お互いに勇気をもらって強くなっていく。
そんな癒しと再生のプロセスを静かに描いた映画でした。

主人公クレールは刺繍職人の卵なのですが、
プロの職人メリキアン夫人と2人で作り出す刺繍作品の美しさもこの映画の見どころ。
失敗し、やり直しをしながら、時間をかけて丁寧に作り上げられていく刺繍は、
そのまま「人生」を暗示しているかのようでした。

クレールが「自分は本当はどうしたいのか」に気付いて、
ごまかさずにそれに向き合っていくラストシーンは感動的で、涙が~ξ。。
(他の人は誰も泣いてなかったですけど。。私は涙腺が超ゆるいので。)

こういう映画を観に来るのは若い人ばかりかと思ってましたが、
白髪のおばさまがたや、お年寄りのご夫婦などの姿もあり、
意外に観客の年齢層は高かったです。

ところで、私は映画館恐怖症なんですけど、みんな怖くないんでしょうか。
ミニシアターはなんとか大丈夫ですが、大きな映画館ともなれば、
広々して天井が高くて、窓もなくて真っ暗。
その上あんなに大きな画面があって大音量で…。
もう、「いやあああ~~~~!!!!!」って感じなんですけど…。

今回も、久しぶりに映画館に行ったせいか画面がとても大きく感じられて、
慣れるまで心臓がドキドキしてしまいました。
映画は出来れば大きめのテレビくらいのサイズで観たいものです。で、小さな音で。

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